2012年9月12日水曜日
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【2012年9月12日(水)天気:晴れ】
エコーと胃カメラで精密検査をした。
黒くて長い、蛇のような姿をしたものが
私の身体の中にぐいぐいと押し込まれていって
身体の痺れと嘔吐感と孤独感
体内で得体の知れないものが動いているのがわかって
おぞましくて、悲しくて、苦しかった。
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検査前に血圧を測った。
今までに見たことのないような数値だった。
私は検査を恐れている、
それは如何に虚勢を張っていても
身体は嘘をつけないのだと思った。
もう二度とこんな思いはしたくない。
検査が終わりかける頃からずっと涙を流していた。
なんでこんな思いをしなくてはならないのだろう
そう思った。
自分の心の弱さが悪いのだろう、
それでもどうしてこんな思いまでして
生きていなくてはならないのか。
身体を壊して心を殺してまで
働く意味なんてあるのだろうか。
検査が終わってからしばらくは
回復室でずっとそんなことを考えていた。
胃カメラ如きで、と笑う人もいるだろう。
自己管理が甘いからだと言う人もいるだろう。
それでも私は怖かったし苦しかった。
がんばったね、と頭をなでてくれる人が
そばにいてほしいと思った。
安心が欲しいと思った。
親元を離れ 一人で生きるということは
大人になり人に甘えられないということは
想像していたよりも遥かに難しいことだった。
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今はまだ思い出のようには書けない。
思い出すだけで涙が止まらなくなる。
それでもいつか、
今日のことが笑い話になるように。
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