2012年4月24日火曜日

涙を読む人。






















 
初めて、涙のカタチを見た。

全部同じ「涙」。
だけど、どれもみんな違った。

顕微鏡で覗き込むそれは、
私が思い描いていたようなものではなかった。
美しい、まるで雪の結晶のようなカタチ。


ここで言葉にしてもきっと伝わらないから、
観に行ってほしい。

「Gerda Steiner & Jorg Lenzligner  
 Power Sources ー力が生まれるところ」
 (http://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=115

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今日は少し、つらつらと言葉を並べたい気分。

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茨城県水戸市まで 2時間と少し。
片道2050円。

今ある唯一の休み、日曜日を寝て過ごすのは勿体無くて、
同居人を誘って日帰り旅行。
北千住から電車1本で水戸に行けると知ったときは驚いた。

今住んでいる町はおだやかで、都会という言葉とは
かけ離れているように感じるのに、
交通の便の良さと朝の通勤ラッシュは都会そのもの。

おしくらまんじゅうな電車と、狭い世界の人間関係。
ストレス性胃炎なんて初めてなった。

毎晩猫と戯れながら帰る夜道。

朝の景色。

育つ柿の葉。

隣の席では同居人がうつらうつらと夢の中。
わたしはずっと考え事。

菜の花畑。

茶色の田んぼ。


納豆を買って帰ろうって言って笑った君。
同居人は可愛らしい人なのだ。
彼女の存在には感謝してもしきれないくらい。
思いやりのある、笑顔の眩しい人。

駅のお土産屋さんで買った、藁に包まれた納豆は
ダイニングキッチンの冷蔵庫で眠っている。