目覚めると、部屋には光が差し込んでいて
寒いながらも朝がやってきたことを知る。
眠っているあいだにも世界はまわっていて
わたしの知らないことが世の中にはたくさんあること、
知らないものの方が多いということを知る。
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夜中に空を見上げて
何万年も昔の儚い光をかぞえる。
欲望まみれのわたしには願い事が多過ぎて
好きな人のしあわせを思う以外は自粛。
翌朝、母親に「あなたの幸せを願った」と言われた。
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そのようにして世界はまわっている。
世界も地球も宇宙も全部まわっていて
わたしたちはその大きな流れの中にいる。
そうやってこの世界は在るのだと
寝ぼけたあたまでぼんやりと思う。